LIVE HOUSE AID

in SAPPORO

ABOUT LIVE HOUSE AID

LIVE HOUSE AIDとは、札幌のライブハウスに縁のあるミュージシャンがチャリティー音源をWeb上で販売し、その売り上げを札幌の特定のライブハウスへ寄付しようというアクションです。

現在、札幌のライブハウスはこれまでにない危機に陥っています。売り上げの減少はもちろんですが、メディアやSNSなどで作られたネガティブイメージも大きな問題です。ライブハウスに足を運びたくても、世間の風潮やバッシングが怖くて、行動に移せないという人も少なくありません(それはお客さんだけでなく、アーティストも)。

ライブハウス側も、配信やグッズ販売、スペース貸しなど、新たなビジネスを生み出そうとしています。もしくは、バー営業に力を入れるところも。しかしいずれも、十分な売り上げの確保には至っていません。

札幌COLONY 閉店

そんな中、今年で19周年を迎えるはずだった札幌のライブハウスCOLONYが2019年4月12日、閉店という決断をしました。当日は店長の小野寺さんがサカナクションの山口一郎さんとインスタライブ上で対談を実施。以下、要旨をまとめます。

  • 閉店を決めたのは今週の火曜日(4月7日)

  • 12日までライブがあり、終了後に完全撤収

  • 閉店に向けた話し合い自体は3月から始めていた

  • コロナの影響がで始めたのは2月中旬から。握手会などが自粛になっていった

  • 2月24日からは完全自粛。ツアーバンドのライブの延期・中止が大きな要因

  • 全国に先駆けて告知された緊急事態宣言も大きな要因

  • 4月頃には収束すると考えていたのが甘かった

  • COLONYを愛してくれた人、使ってくれていた人に申し訳ない……謝罪したくて、インスタライブにつないでもらった

SNSにはCOLONY閉店を惜しむ声が溢れました。ミュージシャンはもちろん、ライブハウスに足を運ぶお客さんからも、悲しみのポストが続出。ネットニュースにも取り上げられ、大きな波紋を呼びます。

アマチュアミュージシャンでも、ライブハウスを支援したい

サカナクション山口一郎さんのインスタライブでは、アーティストによる音楽文化復興に向けた活動の一本化が提言されていました。また、ライブハウスをはじめとする音楽文化支援のための基金設立といった話題も出ています。

しかし、世間的に影響力の大きなミュージシャンにだけライブハウスの支援を任せるのはもどかしい……自分たちにも何かできることがあるのではないか? その想いを形にすべくスタートさせたのが、このLIVE HOUSE AIDです。

私たちのような、何万人のファンを抱える存在ではない−−しかし、ライブハウスから多くのことを学び、音楽の素晴らしさを教えてもらったミュージシャンにとっても、支援という名の恩返しは必要だと思います。

影響力は確かに微々たるものです。しかし、それでも参加する人数を増やし、結束をしながら活動を行っていけば多少なりともライブハウスに対する支援に繋がるはずです。そこでLIVE HOUSE AIDでは、複数のミュージシャンによるオムニバス形式の楽曲ダウンロード販売という仕組みで、売り上げをライブハウスへ寄付することを考えました。

LIVE HOUSE AID における支援方法

LIVE HOUSE AIDの支援方法には、いくつかの特徴があります。

1.楽曲のダウンロード販売

LIVE HOUSE AIDでは、インターネットを使った楽曲のダウンロード販売を行います。具体的には、「BOX」というクラウドストレージに楽曲ファイルをアップロードし、そのデータが格納されたフォルダのURLを販売する形式です。なお、販売サイトは手数料の関係から、STORES.JPを利用します。

ダウンロード販売の手順

2.参加アーティスト・楽曲の追加

LIVE HOUSE AIDは、販売開始後にも参加アーティスト・楽曲の追加が行われます。はじめに数名のアーティストで支援活動をスタートしますが、より規模を大きくするために参加者を随時募集。理念に同意してくれたアーティストから楽曲を預かり、「BOX」へと追加アップロードしていく、という流れで進めます。

すでに購入済みのリスナーでも、追加された音源は視聴可能。さらに、アーティストにとっては自らの楽曲のプロモーションにもなります。

参加アーティスト・楽曲の追加

3.提供データは新録・過去作問わず

LIVE HOUSE AIDにご参加いただく際には、新曲を録音していただいても構いませんし、過去作や未発表の音源、ライブ音源などでも大歓迎です。著作権の関係(要はJASRACなどに管理委託をしていないかどうか)さえクリアされていれば、どのような楽曲データでも構いません。

また、楽曲を録音したいという場合もご相談ください。1発録りの弾き語り音源程度であれば、何らかの形でサポートいたします。

4.支援するライブハウス

今回のLIVE HOUSE AID in SAPPOROでは、決済手数料を除いた売り上げの全てを以下のライブハウスに寄付します。

上記以外のライブハウスの支援を行いたいとお考えの方には、今回のLIVE HOUSE AIDのノウハウについてまとめた資料を配布いたします。そちらをご活用いただき、別の支援プロジェクトをぜひ立案していただきたいと考えています。

最終的には、様々な場所でアーティスト主導によるライブハウス支援のアクションが起こればと考えています。私もできる限りサポートするので、ぜひご相談ください。

ご連絡先

LIVE HOUSE AIDにご参加いただけるアーティストの方は、以下のTwitterアカウントにダイレクトメッセージをお願いいたします。

Twitterアカウントをお持ちでない方は、恐れ入りますが以下のメールアドレスまでご連絡ください。この場合、ご返信にお時間がかかる場合がございます。予めご了承ください。

info@live-house-aid.hokkaido.jp

最終目標について

前項でご紹介した通り、今回のLIVE HOUSE AIDのノウハウやアイデアについては、全てのアーティストに真似していただいて構いません。むしろ、積極的に別のプロジェクトを立ち上げていただくことが何よりの願いです。

ミュージシャンごとにお世話になったライブハウスは異なります。例えば弾き語りを主とする方であれば、ライブハウスというよりもライブバーのほうが身近になるでしょう。自分が助けたい、支援したいと考える箱をミュージシャンが自発的に応援できる環境を作り、そのマインドを醸成することが今回のプロジェクトの最終目標です。仕組み自体は非常に簡単なので、@MurataTomoyaまで、ぜひお気軽にご相談ください。